暮らし方は自分でデザインする
常識にとらわれず、忙しさに流されず、自分の直感を信じ、自分らしいクリエイティブな暮らしを実践したい
きっかけ
子どもの小学校入学を機に引越そうと、子どもを育てる環境として自然が多く残る逗子が候補に。ライフステージにあわせ場所を変える遊牧的な暮らし方を念頭に、10年後にまた引越す可能性を考え「土地+戸建」ではなくマンションを選択。
エントランスなどの共用部が豪華で各住戸は既製品のオンパレードであるマンションは好きになれず、住空間や素材、外構に至るまでデザインされた経年変化を楽しめる築26年のマンションに一目惚れ。
しかし、駅までバスで15分と「不便」。「不便」は大人の都合と割り切り、働き方や暮らし方を変えれば、一般的に価値がある「駅近」に投資せず、豊かな住まいと環境を手に入れられるのではと、「海近」の新しい暮らしをスタート。
多拠点居住
同時期に、丹沢湖の上流で自然環境をいかした「山のセカンドハウス」の設計が進んでいた。ベッドやソファなどの固定的な家具は置かず、時間の流れで変化する光や季節の移り変わりで変容する空間を、使う人のアクティビティや気分によって選び移動するスタイルのセカンドハウスとし、「山近」の環境を最大限取り込んだ設計とした。この使い方として、家族だけでなく事務所のスタッフを巻き込み、それぞれの場所のメリットをいかした「多拠点居住」を実践することを決意。
自分らしい暮らし方にあった“カタチ”と設計
約8年間の設計の仕事で様々な価値観に出会った。お隣さんとの共有空間をもつ戸建住宅、仕事場と居住空間の間に緩衝空間を挟んだSOHO、「隣居」的な距離感の二世帯住宅、フレキシブルに増減築が可能なシェアハウスなど、いずれも今までの常識や形式では窮屈で、その特徴を最大限引き出した建築的な提案をしてきた。“らしい”は新しい奇抜なことではなく、既成概念にとらわれなければ自ずと見えてくる。そんな“らしい”暮らし方にあった“カタチ”と設計を建築家として社会に発信していきたいと思っています。
今後の展開
今後、「山のセカンドハウス」のオープンハウスや自然環境をいかした体験イベントなどの情報をメールでお知らせしますので下記フォームよりお問い合わせください。
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